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ボランティア活動

東北震災研修~ボランティアを考える~福島県いわき市を訪問(7/25~26)

iwaki2 7月25日~26日、本校のボランティアリーダーを対象とした東北震災研修旅行が行われ、9名の生徒が参加しました。研修の1日目は福島県いわき市にある農場、「ワンダーファーム」を訪問し、福島県磐城第一高等学校の高校生たちと一緒に研修を行いました。東日本大震災後から現在に至るまで、農場復興のためにどのような取り組みがさせてきたかなどお話しいただき、その後施設見学や野菜の収穫体験などを行いました。IMG_7160

始めのうちは少し緊張気味だった生徒たちも、収穫体験や夕食のBBQの時には美味しいトマトや野菜をいただいて笑顔があふれていました。昨年に続き、今回の研修でも両校の交流を深めることができました。
iwaki4 2日目は薄磯海岸から塩屋崎灯台を視察し、「アクアマリンふくしま」を見学しました。昨年も視察をした薄磯海岸周辺ではありますが、道路が整備され、7年ぶりに海開きもされていて、その急速な復興状況に驚かされました。あいにくの天候のため綺麗な景色を眺めることができなく残念でしたが、昨年も参加した生徒たちは1年間の時の流れを感じる機会となりました。その後、「いわき・ら・ら・ミュウ」にて「いわきの東日本大震災展」を見学しました。当時の映像や避難所の様子、現在の福島県の復興状況がまとめられた資料など、3・11に起きたこと、決して忘れてはいけない、風化させないと強く感じました。iwaki1 2日間の東北震災研修を終えて経験したこと、福島県に訪問したからこそ感じられたことを私たちの言葉で多くの人に伝えていきたいと思います。これからもこの繋がりを大切にしていくとともに、今回の研修でお世話になりました多くの方々に感謝申し上げます。

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【参加生徒の感想】
ワンダーファームでの講話を受けて、驚き、心に残ったことは、震災はマイナスな事ばかりではなかったとお話しされていた点です。私は主観的イメージとして、やはりマイナス、ネガティブ的側面が大きかったため、現地の方の前向きな意見は新鮮でした。また、震災からの復興のために各々がそれぞれの個性、特性を出し尽力されている姿に勇気をもらい、強さを感じました。また、ここで得た知識を広め、被災地の風評被害を少しでも軽減できたらいいなと、改めて強く思いました。
今後、まだまだあらゆる意味で力のない我々高校生にできることは、被災地の現状を伝えることだと思います。声で、映像で、紙で、ネット上でなど、幸い我々には様々な手段があります。それらを活用して、より多くの人に被災地の今というものを知ってもらえたら嬉しいです。(1年 M.H.さん)

生徒指導部ボランティア担当