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イギリス修学旅行・現地レポート(10/29~11/3)

London20180310月29日(月)、国際キャリアコース、マルチメディア表現コースの2年生が修学旅行のためにイギリス・ロンドンへ出発しました。朝早い時間の集合にもかかわらず、生徒たちは元気いっぱいで羽田空港を出発、約12時間のフライトの後、イギリス・ヒースロー空港に無事到着しました。

London201802初日はさっそく空港からバスに乗り、ロンドンの住宅街を車窓から楽しみながらウィンザー城へ。イギリスの家はレンガ作りのかわいい家が多く、特に映画ハリーポッターに出てくるような煙突のある家も見ることができ、生徒たちからも感動の声が挙がっていました。

空港から約20分くらいの距離にある、英国王室の歴史が刻まれた世界的にも有名なお城「ウィンザー城」。London201801今年、ヘンリー王子とメーガン妃の結婚式も行われたセント・ジョージ・チャペルも壮麗な建物で、二人の結婚式の衣装もそこに飾られてあり、デザインから仕立てまでその様子を見ることができます。建物の中の展示は音声ガイドを聴きながら見ることができ、絵画はレンブラント、ヴァンダイク、ルーベンスなど著名な画家たちの作品を間近に鑑賞することができました。マルチメディア表現コースの生徒たちにとっては初日から本格的なアートの世界に触れることができ、目に入る光景全てに対して興味津々でした。
時差の関係で初日はとても長い1日となりましたが、生徒たちはホテルに戻ってもまだまだ元気いっぱい、明日のロンドン市内観光も楽しみです。

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Buckingham Palace Buckingham Palace

イギリス修学旅行2日目の最初の見学地は、バッキンガム宮殿。ここはエリザベス女王の公邸として世界的にも有名な宮殿ですが、宮殿前にそびえるヴィクトリア女王像やカナダ門を見て、門から遠くに立っている衛兵は、冬服のグレーのロングコートを着用していました。

 

Westminster Abbey Westminster Abbey

次の見学地、世界遺産であるウェストミンスター寺院は王室の重要行事が行われる由緒ある教会とあって、朝から教会の見学をしようと長い行列ができていました。その教会の横の広場からは観光名所のビッグベン(時計塔)が見えるはずなのですが、ただいま工事中でカバーに覆われた姿となっており、とても残念でした。

その後、国会議事堂、最高裁、博物館などを車窓しながら、ピカデリーサーカスまで行き、そこで班ごとにランチタイム。英語がなかなか通じず、コーヒーだけで終えた班もあったようですが、これもいい経験になったことでしょう。

Piccadilly Circus Piccadilly Circus

午後からは、人類の叡智と歴史の宝庫、大英博物館を訪問。古代エジプト象形文字解読のきっかけとなったロゼッタストーンをはじめ、紀元前1万年前に遡るエジプト文明の壁画やギリシャのパルテノン神殿の彫刻群など、ガイドさんの説明を聞きながら鑑賞。特に砂漠でミイラ化したため、今でも皮や赤い髪の毛がそのまま残っている、通称「ジンジャー」の姿に、生徒たちも驚きの様子でした。

International Class International Class

国際キャリアコースの生徒たちはその後、聖ポール大聖堂を訪問し、教会の豪華で美しい建築を眺めたり、ネルソン提督やチャーチル元首相ら、著名人のお墓や、展示物を見学しました。一日たっぷりとロンドン市内観光をした後にウィンブルドンへ向かい、今日と明日滞在するホストファミリーと対面。ホストファミリー先へ到着した後は、一緒に夕食を食べたり、会話をしながら夜を過ごしていました。

明日は、英国の田園暮らしを味わえるコッツウォルズを訪問します。

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Cotswolds Bibury Cotswolds Bibury

3日目の朝、国際キャリアの生徒たちはホストファミリーの家からCenter of English Studiesへ集合、マルチメディアの生徒たちはホテルからバスに乗り、「世界一美しい」と讃えられるコッツウォルズ地方のバイブリ―という街にそれぞれ向かいました。かつて羊毛産業で栄えた17世紀の古き良き中世の英国の面影を残した街並みは、ロンドンの風景とは異なり、はちみつ色の‶ライムストーン″と呼ばれる石灰石で作られた家並みと、豊かな緑とのコントラストが童話の絵のような美しさをみせてくれました。そのかわいい家々に今でも人が住んでいることが驚きでした。

Old Church Cotswolds Old Church Cotswolds

村の教会の美しいステンドグラス、緑豊かな小川のせせらぎなど、まさに夢の中にいるような雰囲気でゆったりとした時間を過ごしたあと、今日のランチはイギリスの伝統的な‶アフタヌーンティー″。ケーキスタンドは3段、サンドイッチとスコーンがあり、クリームチーズと山ももジャムをつけて、ミルクティーを飲みながら満喫し、まさに英国貴族の気分です。

Afternoon Tea Afternoon Tea

午後は「ロミオとジュリエット」などの劇作家として有名なシェイクスピア生誕と永眠の地、ストラットフォード・アポン・エーボンへ移動。最初にシェイクスピアの妻アン・ハサウェイの素朴な農家としての生家と庭を見学。シェイクスピアの生家では、皮職人時代の工房や、赤ちゃんの時に利用したベッドなどが再現されており、またシェイクスピアの通った「グラマースクール」なども見学しました。15世紀ごろの家や庭の景観は、生徒たちの今後の創作活動において大きな刺激になったことでしょう。イギリスの歴史や伝統を学ぶとともに、豊かな地方の自然を満喫した一日でした。

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Vincent Willem van Gogh Vincent Willem van Gogh

ロンドンの4日目は朝からあいにくの雨模様でしたが、ナショナルギャラリーに到着した頃には小雨になり、傘をさす必要がない程度でした。
トラファルガー・スクエアに面した場所に立つナショナルギャラリーは、英国初の国立美術館として、14世紀以降のヨーロッパ絵画の名作2000点を収蔵しており、世界的に有名な作品を間近でみることができる美術館です。館内は1日かけても回り切れない広さのため、見逃してはいけない貴重な絵画何点かを最初に見て回り、現地ガイドさんに説明していただきました。
特に印象に残ったのは、ゴッホの「ひまわり」、そしてダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」。ダヴィンチは時代を先取りし、遠景を描く際の空気遠近法や、輪郭線を描かずに重ね塗りで写実的な描写をするスフマート法など、独自の技法により緻密な植物や人物の感情を表現しており、多くの人々がその作品に魅了されていました。日本では見ることのできない名画を一度に鑑賞でき、とても贅沢な時間となりました。

Rainy Piccadilly Circus Rainy Piccadilly Circus

午後からはロンドンで一番の繁華街であるピカデリーサーカスを中心とした地区で班ごとの自主見学。ランチはどこで食べるか、お土産は何を買うか、地下鉄に乗ってみる班、歩いて回る班など、地図を見ながら真剣にロンドンの街を散策。
レストランの支払い方法やマクドナルドのタッチパネルの注文のやり方など、困って先生に電話をしてくる班もありましたが、慣れない英会話を駆使してチャレンジ精神でなんとか乗り越えた様子でした。集合場所に戻ってきたときには、お土産袋をたくさん抱えながら、興奮気味に自分たちの体験談を報告しにくる生徒の姿が印象的で、とても有意義な時間が過ごせたことでしょう。

HostF2国際キャリアの生徒はこの日の朝、ホストファミリーにそれぞれお別れの挨拶をして、ウィンブルドンを後にしました。2日間という短いホームステイでしたが、夕飯を共にしたりしながら英語で色々な話ができて、日頃の学習成果を試す絶好の機会となりました。その後バスでロンドン市内に移動し、グループごとに自主研修。事前にグループで考えた計画に基づき、地下鉄やバスを乗り継ぎながら約6時間、ロンドンの街を散策しながらそれぞれの目的を果たしていたようです。hostF1

Chinese restaurant Chinese restaurant

ロンドン最後の夕食はチャイナタウンの中華料理レストラン。久々に食べ慣れた料理を食べることができ、生徒たちの食欲も旺盛でした。

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Heathrow British Airways Heathrow British Airways

イギリス修学旅行最終日、朝7時にホテルロビー集合。そこからバスに乗り、ヒースロー空港へ。外は雲一つない綺麗な青空で、生徒たちはまだまだここでゆったりとした時間を過ごしたい気持ちでいっぱいな様子でした。空港の免税店でそれぞれ残っていたお小遣いを使い切るべく、最後のお買い物。そして再び約12時間のフライトの後、無事羽田空港に到着しました。

London Heathrow Airport London Heathrow Airport

歴史と伝統の国イギリスで過ごした4泊6日の旅。日本とは全く異なるヨーロッパ文化、景色、そして大英帝国の気品を味わうことができ、今後の学習活動や人生に大きな影響を与えてくれることでしょう。