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【特集】近年注目の「ICT教育」とは?メリットやエトワールでの実践もご紹介

世の中のIT化が進む中で、教育現場においても近年ICTを取り入れた「ICT教育」が重要視されています。

そもそも「ICT教育」とは何なのか。
ITとの違いはどこなのか。
本当に成果があるのか。
などといった疑問をお持ちの方もいるかと思います。

そこで今回は、ICT教育が注目されている背景や導入するメリット、品川エトワールのICT教育の実践についてご紹介します。

ICT教育とは、導入の背景やITとの違いも

ICTとは、「Information and Communication Technology」のそれぞれの単語の頭文字を取って作られた言葉で、日本語に訳すと「情報通信技術」。

よく似た言葉である「IT」がインターネットや通信の技術そのものを指しているのに対して、ICTには “それらの技術をどのように活用するのか” という意味があります。

ICT教育というと、単にタブレットの確保や通信環境の整備だけの問題と考えられがちですが、そうした機器や設備、技術をどのようにして学習に活かし、その効果を高めるのかが重要になります。

日本では、2000年代に入ったころから教育現場でのICT活用が注目されるようになり、2011年には文部科学省が「教育の情報化ビジョン」を発表し、デジタル教科書や一人1台の情報端末の導入などを呼びかけるようになりました。

さらに、2018~2022年を対象とした「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」が発表され、今後も教育現場でのICT活用が加速度的に進んでいくことが確実です。

ICT教育のメリット

ICT教育への理解を深めるために、そのメリットを2つ紹介します。

  • 学習の効果が高まる
  • 主体的な学習姿勢が身に付く

ICT教育のメリットとして第一に挙げられるのは、学習効果が高まるという点です。ICTの導入によって、生徒の学習の理解度を高める効果を期待できます。

例えば手元にある教材(教科書など)と同じものがホワイトボードなどに映写されることで、より視覚的に情報を捉えることが可能となり、授業の理解力も高まります。 また、画像や動画を手元の端末で共有することで、授業内容を深く理解するための補足情報が充実します。
また、教員と生徒双方向のコミュニケーションが円滑になり、日々の学習に関する連絡や進度の確認、質問や提出物のやりとりもスムーズになります。

主体的な学習姿勢が身に付くというのもICT教育のメリットです。生徒のみなさんは家庭学習の時間や通学時にクラウドデータを使用し、必要に応じて自分に適した資料や学習教材を選択して、手元におくことができます。また、分からないことがあれば学習内容に関連する情報を調べることも容易です。調べる過程では、情報を探す力、情報を選ぶ力、情報を使う力が身につきます。これも今後の社会を生きていくうえで非常に大切な力といえます。
また、日々の学習の記録や予定、学校行事やテストのスケジュール管理もしやすくなり、計画性をもって生活する習慣が身につきます。

品川エトワールではICT機器を多くの授業で活用しています!

ここまでICT教育が注目される背景やメリット・デメリット、高校での活用事例を紹介してきました。

品川エトワールでは、基礎学力の定着や応用力向上を目指し、ICT機器を活用した授業を多く展開しており、タブレット端末をフル活用しプロジェクターやホワイトボードと組み合わせた面白くてわかりやすい授業を実施しています。

また最先端のICT導入の甲斐もあり、新型コロナウイルスの流行によって始まったオンライン授業への切り替えもスムーズに対応できました。
オンライン授業の展開はもちろん、生徒の心のケアや情報技術面での不安を念頭にしたLINE相談窓口も開設し、多くの生徒が活用しています。

LINE相談窓口は生徒が学校に気軽に相談できるだけではなく、学校側もこれまで以上に生徒の状態を把握できるようになり、子どもたちの抱える悩みが顕在化されるというメリットがありました。

オンライン授業をはじめ、これまでICT教育が進んでいなかった教科でも柔軟に対応できたことが品川エトワールの「変化力」の強みであり、「知らないからやらない」ではなく「まずやってみよう」という精神で挑戦を続けています。

今後も変化していくであろう教育現場ですが、品川エトワールは探究心と対応力、変化力を持ち、生徒たちが学びやすい環境を作ることを一番にこれからも最善を尽くしていきます。