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在校生

【国際キャリアコース】NGOで活躍する女性を招いた特別講演(2/1)

国際キャリアコース2年生は、昨年度より「総合的な探究の時間」において、SDGsについて調べ学習を行い、世界の国々で抱えている問題について学習してきました。また、現在は「コミュニケーション英語Ⅱ」の授業で、地雷除去の国際協力について学んでいます。
そこで今回は、2年I組の「コミュニケーション英語Ⅱ」の授業を使い、こうした問題に対して世界で活動しているゲストとZoomをつなぎ、「Art of Giving(ひとに“与える”生き方)」をテーマに授業を行いました。

教科書だけでは見えてこない、現地の人々の暮らし

ゲストにお呼びした、Samanta Foundation(NGO)の代表タニヤさんは、ヒマラヤ山脈に近いインドのフォレストエリアで遊牧生活を送る少数民族の人々に対して、教育支援や女性教育を行っています。授業はすべて英語で行われ、生徒たちと同じ年齢の子どもたちが、どのような生活を送っているのかを具体例を挙げながら説明してくれました。

薪火を使って食事をつくったり、両親の代わりに子守をしたり、身近な素材を使ってアクセサリーを作ったり、自然の中で遊んだり、16歳頃になると結婚をしたりすることなどを学びました。生まれてから学校に通ったことのない子どもたちにわかりやすく伝えられるよう、身近な自然環境を活かした授業を行っているそうです。またコロナの影響で、昨年3月以来、学校が閉まっているという現状を知るなど、様々な驚きや発見がありました。

今回の授業を通じて、「自分の周りに見えている世界がすべてではない」ということを気づいてもらえたらと思います。また、自分が受け取るだけでなく、「他人へあげる」という”Art of Giving”といった生き方についても、感じてもらえたらと願っています。