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在校生

インドとの交流授業:国際キャリアコース

420日(火)、国際キャリアコースの13年生の英語の授業でインドからゲスト講師をお呼びし、交流授業を行いました。ゲスト講師のアヌープさんと百瀬夕子さんは、インド北東部にあるブッダガヤ(仏教の四代聖地の一つ)で、貧困や早期結婚、家事手伝いなどの理由により、学校教育を受けることのできない子どもたちのために、非営利の小学校を設立し運営をしています。

今回の交流授業では学校設立までの経緯や現在の活動内容についてお話いただきました。

昨年度はオンラインで、お二人と現地の学校の児童との交流授業を行いましたが、今回お二人が来日されている機会に、対面での交流を実現することができました。

本校の生徒たちから講師のお二人に質問が多く寄せられました。中でも多かったのが「インドのカースト制度」についてでした。両親の名字でカーストがわかるようになっており、カーストは生まれてからずっと変わらないこと、パスポートや銀行口座をつくる際にも両親の名前を書く必要があること、同じカースト同士で結婚をすることがほとんどで、異なるカースト間での結婚は難しいこと、カーストによる差別や教育や就職面での機会の不平等などが存在していることなどを学びました。

国際キャリアコースでは、SDGsについての探究学習の中で、教育格差や貧困問題、女性のエンパワメントなどを学んできましたが、直接お二人からお話を伺い、現実の問題として直視することができました。

海外への渡航が困難な昨今、今回、対面での交流ができたことや、直接インドの文化や学校制度、教育・社会問題について知ることができたことは、生徒たちはもちろん、教員にとっても大変貴重な学びの機会となりました。

お二人が学校へお見えになることを知り、プレマメッタスクールの児童生徒へ寄付をしたいと、国際キャリアコースの生徒たちが、たくさんの文房具や生活雑貨などを持ち寄ってくれました。また近い将来、インドの児童生徒たちと直接交流ができる日がくることを切に願っています。