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学校行事

自分の将来を考える、進路指導の日

6月2日、キャリア教育の一環として、各学年ごとに将来の自分の進路を考える行事が行われました。

 本校では進路部が中心となってキャリア教育が計画的に行われており、6月2日はそれぞれの学年ごとに自分の将来を考える行事が行われました。

 1年生はまず自分が興味のある職業調べから始まり、この日は多くの専門学校の先生方の協力のもと、校内で16の職種に関して仕事内容や就職するために必要な技能、収入についてなどの説明会を行いました。生徒たちは興味のある2つの分野について話を聞くことができ、また美容師や動物トリマーなどは実際に仕事を模擬体験することができました。憧れだけでは就職はなかなか厳しく、実際仕事をするにあたって厳しい現実の話なども聞くことができて、生徒たちにとってはとても有意義な時間となりました。

 2年生は分野別上級学校訪問を実施。事前のアンケートから、進路先として興味のある分野を外国語・文学・心理・経済・経営・幼児教育・医療・看護・保育・観光・ブライダル・ファッション・デザイン・美術・アニメ・漫画・音響・声優・ダンス・動物等にしぼり、40校の大学・専門学校の中から各生徒が訪問したい学校をグループごとに午前と午後に1校ずつ訪問しました。

 当日はあいにくの雨模様で、季節外れの肌寒いお天気でしたが、大学のキャンパスは広く、パソコンを活用した難しそうな講義を真剣に聴いている学生たちの姿に感動し、また広い階段教室をみて驚いていました。その後、大学の概要を詳しく聞くことで、自分のやりたいことを見つめなおすいいチャンスとなったようです。専門学校では作品を数多く鑑賞し、また授業実習の中で企業コラボを取り入れていたりと、もうすでに働いているようで、専門学校の実践的な授業に驚いていました。今回は分野別ということで、自分の進路を絞り込んだ上での見学だったので、行動を共にしたグループも専門的な勉強をしたい意識が強く、大変貴重な時間を過ごすことができました。

 3年生はすでに志望校が固まってきている時期ということもあり、今回は自分の第一志望、第二志望校を各自で訪問し、志望する学部・学科の学習内容や入試方法などについて先方の入試担当の方とお会いし、最終確認をとりました。より詳しい話を聞くことによって入学したい気持ちが強まった生徒もいれば、ここにきてまだ迷っている生徒もいるようです。大学入試は年々時期が早まっており、志望校を早く絞って、早い時期から準備を始めることが合否を大きく左右するため、生徒たちにとってもいい機会となってことでしょう。

 また3年M組(マルチメディア表現クラス)はこの日は美術系の予備校の方を講師として招いて、美大入試対策講座を行いました。この日は美大の実技試験としてよく出題される色彩構成の課題を実際に生徒たちが制作し、専門家の方からその作品に対する講評をいただきました。美大の場合、推薦入試でも一般入試でも実技試験を課せられるケースが多く、基本的なデッサン力と色の構成力が求められ、とにかく手を動かすことが大切とのことでした。このクラスには美大を志望する生徒も多く、入試に対するモチベーションも高まったことと思います。

  この日のためにいろいろな準備、対応に時間を割いていただいた大学、専門学校の関係者の皆様、本当にありがとうございました。